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COLUMN 儲かる10億円ヒット商品・事業をつくる「カテゴリーキラー戦略」コラム

第46話 2019年こそブランディング!


 

 「なかなか人が採用できません。誰か良い方はいらっしゃらないでしょうか?」

先日、現在お付き合いのある経営者からご相談頂きました。

 

※カテゴリーキラーとは、競合他社を圧倒する差別化された強い商品・サービス・事業のこと。


 

組織づくりや人材採用、そして人材育成。

 

経営者にとって、いつの時代も重要な課題であることは間違いありません。

 

当社のようなブランディングやマーケティングを主軸としたコンサルティング会社にとって、組織づくりや人材育成は、あまり関係ないのでは、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、実は、ブランディングやマーケティングの課題を通じて組織を変えていくことができたとしたら・・・。

 

もちろん、ブランドを創っていく目的は、顧客に向けて、自社の意味や価値を伝えていくものです。それが第一義となります。

 

ただ、顧客に向けた取り組みが結果として、自社組織のためにもなるといったら、ブランディングに取り組まない手はないと思いませんか。

 

ある家庭用雑貨を販売していたメーカーは、長らく売上低迷にあえいでいました。

 

当社に新商品の開発およびブランディングという案件でコンサルティングの依頼がありました。

結果として、業界や市場の中で突出したカテゴリーキラーを生み出すことに成功し、メディアにも多く露出し、売上も上がりました。

 

その結果何が起きたかというと、その会社に、次々と大企業から転職したいと申し入れが増えました。

 

なぜなのか。

 

それは、面白いことや楽しいことに取り組みたい、自分の力を試したい、自分もそのようなブランドとなる商品を創ってみたい、といった優秀な若者がいて、それを実現できる会社だということを感じて、応募してきたということです。

 

多くの会社で、現在も人材不足や採用難が続いています。しかし、会社や商品として魅力的なブランドとなっているのか、働きたい会社なのか、というと多くの中小企業が、そのことに対して、真摯に取り組んでいるとは思えません。

 

もちろん、そもそもカテゴリーキラーを生み出すためには、経営者を含めた全社的な取り組みと、やり抜く意思が何よりも大事です。そこを突破しなければ、残念ながら、その会社に興味を持ってくれる方はおりません。

 

一方で、比較的大変な現場仕事が伴う事業を行っていたある会社では、心機一転、会社名からロゴマーク、パンフレットやウェブサイトなど全てのツールを見直した結果、今でも安定して新入社員の採用ができています。

 

職場の雰囲気も一新され、若手が活躍できるような職場に生まれ変わりました。もちろん、お客様からの評判も良いとのことです。

 

このように、会社を始めとして、事業や商品・サービスのブランディングを通じて、魅力的に、顧客に伝える努力をすることによって、結果として、採用にもつながっていくことが往々にしております。

 

さらに言えば、ブランディング活動を通じて、社員にとって、自社の価値や商品サービスの価値を再認識して、誇りを持って仕事を行うことにもつながります。

 

そして、もう一つ付け加えるとすれば、そのブランディングやマーケティング活動のプロセスを通じて、それに携わった社員は、大きく成長していくことです。

 

社員が、学びを得るための研修に参加することは、とても良いことです。しかし、その場限りの研修で終わってしまっては、力になりづらいものです。やはり実践を通じて学びがあるからこそ力が付きますし、成果についても、こだわりを持って真摯に取り組むようになります。

 

まさに会社が取り組むべき実践課題をいかにして、解決していくか、このことによって、本当の実力が磨かれます。

 

しかし、中小企業の社内において、論理立てて、ブランディングやマーケティングを指導できる経営者や社員は少ないものです。

 

当社も、様々な会社のコンサルティングを行っておりますが、経営者自らがカテゴリーキラーを生み出したいと考えて、コンサルティングを受けられるケースもあれば、経営者は、コンサルティングを受けられる当事者というよりも、オブザーバーとして参加して、むしろ、若手育成や幹部育成のために、当社のコンサルティングを活用している方もいます。

 

もちろん一足飛びに、人材が育成されるわけではありません。会社や商品やサービスがブランドとなるためには、時間をかけて、信頼を積み重ねていくことが必要なように、人材育成も、時間がかかります。

 

しかし、腰を落ち着けて長期でじっくりと取り組もうと腹を決めた会社では、当社のコンサルティングを通じて、人材がしっかりと育ちます。

 

中には、マーケティングの責任者になった方や、事業部長に昇進した方、または、営業マンでも、億単位での受注を取り付けて、一躍トップ営業に躍り出た方がいらっしゃいます。

 

コンサルティングを通じて、何よりも嬉しいことは、そのように人材が育ち、会社にとって、なくてはならない存在へとなっていくことです。

 

もちろん、売上や利益などの成果も大切です。しかし、それらを生み出していくのは、あくまでも、仕事に携わる経営者を始めとして、社員も含めた組織の力によるものです。

 

時間はかかりますが、何年も経った後に、素晴らしい人材となって、会社を引っ張っていく姿を見ることも、楽しみでもあります。

 

2019年こそブランディング!

 

まずは、経営者が自社のブランディングについて、理解を深めたり、何ができるかを考えることからスタートされてはどうでしょうか?

 

株式会社ミスターマーケティング

代表コンサルタント

吉田 隆太

 

【追伸】

少しでもブランディングに興味を持たれましたら、一度当社のセミナーへご参加ください。豊富な実践事例とともに、論理立てて、どのように戦略を組み立てるべきか、の全体感を掴むことができます。

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