第51話 「ブランディング」の本を出版します。
「新しいコンセプトの商品が思うように売れません。うちの会社はブランディングがとても苦手です。どうしたらよいでしょうか。」
当社にこられた経営者からのご相談です。
※カテゴリーキラーとは、競合他社を圧倒する差別化された強い商品・サービス・事業のこと。
こちらの会社は、一般消費者向けに衣類関係の商品を扱っている中堅のメーカーです。商品ラインナップを絞り込み、長い年月をかけて、価格競争力をつけて市場シェアを拡大してきました。
そして、近年は売上が伸び悩んできたところで、付加価値の高い商品をつくり、新たな市場を創造しようと取り組むも、ブランディングがうまくできず、投資回収ができていないということでした。
せっかく投資した新しい取り組みが売上に結びついていかないということは、経営者にとって悩みの種です。
どうすれば、そのような新しい取り組みが売上に結びつくかといえば、単純に、商品・サービスが売れればよいわけです。
しかし、実際には売れない。この時の大きな原因のひとつが、
「買い手にとって魅力的な商品・サービスに見えていない」ことです。
ブランディングは、この買い手にとって魅力的な商品・サービスに見えているかどうか、という点を徹底的に追求します。そして、まだ、あなたの会社の商品・サービスを知らない人をぐいぐいと惹きつけて、行動させることを目的とします。
当社には、商品・サービスや事業をより魅力的に表現したいということで、ブランディングをテーマに、多くの企業がご相談にいらっしゃいます。
そこで、より多くの経営者にブランディングに関する重要ポイントをお伝えしていきたいと考え、近々、「会社や事業、商品・サービスをブランディングする手法」に関する本を出版いたします。
この本の最大の特徴は、中小企業で活躍する経営者に向けて、新規客を増やして売上に結びつけるためのブランディングについて記述している点です。
ひとくちに中小企業といっても、あらゆる業種がありますが、新規客をどんどん増やして、力強く成長発展していきたいと考える企業であれば、どの業種でも応用可能な内容を盛り込みました。
私どもが、これまで10年以上、300社を超える企業を指導してきた実践経験をもとに記述しています。
最近は、中小企業でも会社や事業そのものをもっと魅力的に表現していきたい、または、商品やサービスを今以上に訴求力のあるものにしていきたいという思いで、ブランディングに取り組まれる企業が本当に増えています。
ブランディングというと、一般消費者向けの商品・サービスが対象と思われる経営者も少なくないですが、実は法人向けに商品・サービスを提供している会社でも、ブランディングは有効です。
予算が限られる中小企業が、そのようなブランディングに取り組む際には、単に会社や、商品・サービスをきれいにデザインしただけで満足する経営者は少数派でしょう。やはり、多くの経営者は、力強く売上アップに結びついていくことを願っているものです。
しかし、実際には、せっかくお金をかけてブランディングに取り組んでも、なかなか成果に結びつかないと言って、相談にいらっしゃる経営者が後を絶ちません。
理由は、ブランディングを売上に結びつけていくために何をすべきかについて、経営者自身が正しい理解をしていないからです。
決裁権のある経営者が正しい理解をしていないと、現場の社員や外部からの提案の良し悪しを見極めることはできません。
また、ブランディングについて、馴染みがなく、よくわからないという経営者も多いと思います。これからブランディングに着手しようと考えている経営者もいらっしゃると思います。
今回出版する本は、そのような方にとっての、ブランディングの基本や、実際に投資する前に絶対に外せない重要ポイントについても触れていますので、大いに参考になると思います。
なお、ブランディングの本の出版は、来月5月を予定しています。
このコラムをお読みの方には、特典もご用意させて頂いておりますので、楽しみにお待ちいただければ幸いです。
株式会社ミスターマーケティング
代表コンサルタント
村松 勝
【追伸】
当社の経営者セミナーでは、ブランディングの成功事例や具体的なやり方についてお伝えしています。商品・サービスまたは事業そのものをブランディングして、実際の売上に結び付けていきたいという方は、ぜひご参加ください。どの業種にも共通の重要ポイントについて詳しくお伝えいたします。
(4月18日のセミナーは残席がわずかとなりましたので、参加希望の方はお急ぎください)
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