カテゴリーキラーからカテゴリーブランド戦略へ。後続の新商品も売上5倍増のヒットに! ―家電製品のブランディング―
背景
カテゴリーキラー戦略商品として成功した「男前アイロン」に続いて、従来販売してきたマルチホットサンドメーカーを、型は変えずにカラーリングを変更して、新商品として販売していくこととなりました。
その前に、石崎電機製作所様が、生活家電市場における「カテゴリーブランド」を確立していくために、「カテゴリーブランド戦略方針書」にのっとり、マーケティングを検討しました。
コンサルティング指導では、マルチホットサンドメーカー市場における、競合との位置づけを明確にして、ターゲットを定め、どのような強みを訴求すべきなのかを踏まえながら、ブランドイメージを固め、コミュニケーションツールも充実させていきました。
課題
- 商品のポジショニングの検討
- ブランドイメージの検討
- 店頭での訴求とプロモーション戦略
解決のためのポイント
- ターゲットとニーズの絞り込み
- マルチホットサンドメーカーの競合分析
- 商品のポジショニングの決定
- パンフレットおよびウェブサイト制作
- 店頭での商品訴求の検討
- メディアへの露出狙ったPR手法の実践
結果
- 売上5倍以上増!
- テレビ、新聞、雑誌などマスメディア多数掲載!
- 大手家電店の重点スペース獲得!
まとめ
本事例は、石崎電機製作所様において、営業担当者、開発担当者などのプロジェクトチームを立ち上げて取り組んだものです。マルチホットサンドメーカー市場において、競合との位置づけを明確にして、ターゲットを定め、どのような強みを訴求すべきなのかを踏まえながら、商品の強みを検証しました。その中で一番難しかったポイントは、ターゲットの絞りです。さらに、そのターゲットを意識したブランドイメージを固め、コミュニケーションツールを開発していきました。さらに、PR手法を用いて、様々なメディアにご紹介頂きました。人気テレビ番組「ヒルナンデス!」では家電俳優の細川茂樹さんに、また「暮らしに役立つ!家電の学校」では家電芸人でチュートリアルの徳井義実さんにご紹介頂き、問い合わせが殺到、生産が追い付かないほどの人気商品となりました。結果として、従来製品の約5倍の売上を達成することができました。
ひとつの商品が売れ出して、安心してしまう企業も多いのですが、本事例のようにひとつの商品が売れ出したときほど、次の展開を同時進行で考えていかなければなりません。その流れをとめてしまうことは大きな機会損失なのです。もし、貴社においても現在主力となっている稼ぎ頭の商品やサービスがあるとすれば、今のうちに次の成長をつくるための戦略をつめて頂きたいと思います。お客様のニーズや競合環境がいつどのように変化するかわかりません。しっかりとつめた戦略をもって、常にいくつかの矢を放てるように準備をしておきたいものです。そして、将来的に、連続的に売れる商品・サービスを生み出す仕組みをつくっていただき、高い次元で企業成長できる組織づくりを目指していただきたいと思います。
【追伸】
「カテゴリーキラー戦略」について、手軽に学んでみたいという方のために、
小冊子(毎月先着30名様・無料)をご用意しております。
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※文中の「カテゴリーキラー」とは、独自性が高く、競合他社を圧倒するほど差別化された、強い、商品・サービス・事業のことを指しています。