10万台突破のカテゴリーキラー! 日経MJ・第1面で紹介されるヒット商品に! ―家電製品のリブランディング―
背景
石崎電機製作所様は創業八十年以上を誇る業務用電熱メーカーです。
その高い技術力を活かし家庭用スチームアイロンを開発し、低価格で高性能な製品を販売していました。
しかし、市場にあふれる安く性能の低い他社製品と差別化ができず、価格競争に巻き込まれ、また、売上台数も伸び悩んでいました。
そこで当社にご依頼頂き、商品コンセプトを見直すところからスタートしました。購買ターゲット層にヒヤリングを重ねるなどして、新しい差別化の軸の仮説を立てていくなかで、カテゴリーキラー化していくための戦略を構築していきました。
課題
- 価格競争に巻き込まれない強いブランドの開発
- 大手企業各社のブランド製品との差別化
- 予算をかけずに話題作りを行うプロモーション戦略の立案
解決のためのポイント
- 顧客ニーズ・競合との比較において、製品の位置づけを設定
- 他のメーカーにない独自のポジションの構築
- 独自性とインパクトを兼ね備えたネーミング・プロダクトデザインの開発
- 効果を期待できる各種ツールの開発
- 費用対効果を考えたプロモーション・PR展開
結果
- 初回生産ロット即完売し、売上10倍以上増!10万台を突破する商品に成長!
- テレビ、新聞、雑誌、ネットなどの各種優良メディアに多数掲載!
- 大手家電店の重点スペース獲得!
- 商品だけでなく、会社のブランディングに大きく貢献!
まとめ
本事例の成功の理由は何だったのでしょうか?それは、綿密に設計されたカテゴリーキラー商品戦略にあるのです。
先ずは、購買ターゲット層のインタビューから、深い洞察を経て、仮説を組み立てていった点にあります。また製品だけでなく、会社の強みを製品イメージとリンクさせ独自のポジショニングを図ったこともポイントです。また、商品イメージや各種ツールなど、全てのコミュニケーションツールにて、ブランド表現開発にも気を配り、大手競合にはできない、また売り場でも埋もれないようなインパクトを重視しました。そして、パブリックリレーションズと話題作りのキャンペーンにも力を入れました。結果として、商品コンセプトが話題を呼び、日経MJの第1面で取り上げられたのを皮切りに、著名な雑誌、新聞、テレビ等に取り上げられる話題のヒット商品となりました。大胆なコンセプトの裏には、綿密に設計されたカテゴリーブランド戦略がありました。
もし、貴社におかれましても、「想い」をこめて提供している商品やサービスが売れなくて困っている時などは、簡単にあきらめないで欲しいと思います。私どもは、本事例のように、ポジショニングの変更で、売れなかった商品がヒット商品に生まれ変わることを何度も経験しています。
しかしながら、ポジショニングというのは、市場環境の深い洞察と十分な検討が必要ですので、簡単に考えないで欲しいと思います。安易に実行すると、大切なお金と時間を無断にしてしまうこともございます。そのような話を聞くと残念でなりません。ポジショニングの策定は、しっかり時間をかけて慎重に取り組んで欲しいと思います。
【追伸】
「カテゴリーキラー戦略」について、手軽に学んでみたいという方のために、
小冊子(毎月先着30名様・無料)をご用意しております。
お気軽にご利用ください。(経営者限定)
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※文中の「カテゴリーキラー」とは、独自性が高く、競合他社を圧倒するほど差別化された、強い、商品・サービス・事業のことを指しています。