売上2倍増!デザイン本で紹介されるカテゴリーキラー商品に! ―ミネラルウォターのリブランディング―
背景
静岡県の、たけや天然水様は日本最高水準の高濃度バナジウムを含む天然水「バナマックス 160」を販売していました。しかし、品質は間違いなく国内最高水準なのにも関わらず、なかなか売上が上がらずに困っていました。
そこで、当社にご依頼頂きまして、詳しくヒアリングしたところ、お年寄りから子供までみんなに売りたいということでした。
また、訴求している強みも競合と似たり寄ったりのものでした。その状況では、大手競合他社と戦っていかなければならず当然苦戦します。まずは、この商品をカテゴリーキラー化していくために、基本に忠実にターゲット層の検証、そしてターゲットに刺さるコンセプト作りを行っていきました。
課題
- 商品を訴求するターゲット層の選定
- ターゲットに刺さる商品のコンセプト開発
解決のためのポイント
- メインターゲットの絞り込み・明確化
- 競合他社にないポジショニングを創出
- 商品が持つ強みを最大限に活かしたブランド表現開発
結果
- 1年ほどで売上が2倍増に!
- デザインが評価され、専門書籍でも紹介される!
- 著名な女性タレントが、おしゃれ水としてブログで紹介!
- 松屋銀座の「DESIGN BUSSAN NIPPON」(イベント)にて静岡県代表に選ばれる!
まとめ
商品の品質が高水準であったとしても、商品コンセプト、訴求ポイントが、市場にあふれる多くの商品と同じようなものになってしまうと、埋もれてしまう可能性は高くなり、カテゴリーキラー化が難しい状況に陥ります。
カテゴリーキラー戦略では、万人に受ける事は最終的な目的とし、まずは自社製品をしっかり分析し、訴求すべき差別化ポイントを明確にすることが大切です。飽和したマーケットこそ、市場分析をふまえて、思い切ってターゲットを絞る必要があります。しかし、絞りすぎてもいけないケースもありますので、慎重に検討していく必要があります。ここを間違えると成功はつかめませんので注意が必要です。その上で、ターゲットに特化した明確なコンセプトの設定と、そのコンセプトを表現するための一つ一つの丁寧なプロセスが大切です。
当然ながら、商品のブランドデザインは、時代感のあるデザインに仕上げる必要がありますが、単にきれいなデザインにするだけでは売上拡大は望めません。デザインに投資をされようとする場合は、大切なお金と時間を無駄にしないためにも、戦略的なシナリオがしっかりできているかについて、よくよく考える必要があります。本事例のように、実行後に売上が拡大し、いきよいよく売り場を獲得していくような、カテゴリ-キラー商品になるためには、デザインの前に綿密に裏付けられた戦略を構築する必要があるのです。
【追伸】
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※文中の「カテゴリーキラー」とは、独自性が高く、競合他社を圧倒するほど差別化された、強い、商品・サービス・事業のことを指しています。