ペルー 4,500mの天空の畑に行ってきました!
6月上旬、健康食品のお客様の生産地が、ペルーにあり、出張に行ってきた。
何とも大変な生産地への旅だった。
ペルーの首都、リマから車で約8時間。
アンデス山脈のおへそに位置する、ボンボン高原の町、フニン。
5,500mのアンデス山脈を越えて、やっとただりついたフニンで、4輪駆動の車に乗り換えて、そこからは約1時間、山のでこぼこ道を進んだところに、その4,500mの天空のマカ畑はあった。
空気が地上の約65%。当然、高山病になり、頭痛と吐き気に見舞われながら、美しい山脈の風景と、笑顔が素敵で、少し恥ずかしがり屋さんの現地スタッフの精力的な行動によって、何とか見学ができた。
こんなところで、マカは作られているんだ、という感動とともに、この地域で、有機栽培をしているマカは、約15%。しかも、フニンのオーガニックマカと称しながらも、実際には、他県でとれたマカを混ぜて、売っているケースも多く、日本にも、その生産地のトレースができないまま、健康食品として、売られているケースが多いという。
そのために、しっかりとした信頼できる日本人のマカの目利きが必要である。
漢方にも使われ、薬用植物として名高い朝鮮人参が、山の上の崖の上でしかとれないように、
ビニール栽培でとれた人参は、ただの人参。
それと同じように、マカも、4,500mの環境の中で育ったマカこそ、本物のマカ。
日本産のマカもあるのだが、ビニール栽培によって生産されているマカは、ただの野菜である。
栄養は肥料でコントロールできるが、薬用植物の特徴である、二次性代謝物の含有量は、
本物のマカにしか実現できない。
そのことを身を持って体験できた出張でした。