中村 文昭氏 著書「お金ではなく、人のご縁ででっかく生きろ」
こんばんは。
ミスター・エムのマーケティングコンサルタントです。
前回の中村 文昭氏の話に続き、彼の著書を
その講演会の抽選会で当り、一冊読みました。
それが、
「お金ではなく、人のご縁ででっかく生きろ」
という本です。
お金でなく人のご縁ででっかく生きろ! (2)/中村 文昭
¥1,365
Amazon.co.jp
今まで出会った様々な人で、その人にとっては、
普通のことなんだけれども、他の人からすれば、
非常識な生き方をしている人を紹介している
本でして、本当に色々な人がいるんだな、と
思える本です。
その中ででてきた人の中で、実は、
昨年、私が出あった人が一人でてきて、
大変驚きました。
もちろん詳しくは、この本を読んでいただきたいのですが、
この本で、宮田さん、という方が出てきます。
昨年、ある方の紹介でお会いして、仕事の話をしていました。
そのとき、たまたまその方の身の上話になりまして、
衝撃を受けました。
まず、中卒なんですよ、という話から始まりました。
別に中卒であることは、驚きに値しませんが、そのあと、
驚くべきことを耳にしました。
宮田さんが、中3になったときに、父親と将来について、
相談した時に、本人は皆も行くので高校へ行きたかったそうですが、
父親から、
「何のために高校へ行くか言えないやつは、
高校に行く資格がない、よって、そんな奴は、
家にいてもしょうがいないから、出ていけ」という話になって、
さらに、
「お前に、いい生き方がある。
乞食をやれ。 乞食をやれば、食べ物のありがたみ、
人にやさしくされたときに、人のありがたみ、がわかる。
乞食をやれば、やみつになるぞ」と言われて、
宮田さん本人も、衝撃を受けたそうです。
しかし、とりあえずやることもないため、
宮田さんは北海道に渡り、4年のあいだ、
乞食をしていた、と語っていました。
その後、パリにわたり、ヨーロッパでも
乞食からスタートし、それから、日本へ帰ってきて、
事業を立ち上げて、今は、成功者となりました。
上記は、本にも書いてあることですが、
それ以外にも、衝撃的な話がありました。
私がお会いしたときには、宮田さんは結婚し、
子供もすでに大人になっていたようですが、
まさかのまさか、2人いる、息子さん、娘さんもまた、
中学校卒業と同時に、家から出したそうです。
娘に放った言葉が衝撃です。
「お金を稼ぐには、知恵を使うか、体を使って、
労働するしかない。お前は女だからいいなぁ、
体を売って、お金を稼げるんだからな」と…。
普通、自分の娘に言えるでしょうかぁー?
その後、その娘さんがどうしたかは、聞いておりませんが、
何年もたって、結婚する、と言って、そのご主人となる彼と
挨拶にきたとの話でした。
息子さんは、連絡がない、との話でしたが、
心配する風でもなかったです。
宮田さんが、そのときに一番言いたかったこと。
それは「自立」でした。
だれにも頼らなくても一人で生きていく力、真の「自立」。
それをどれだけ、若い時に身につけることができるか、
それを身をもって知り、かつ子供にも教えたとのことでした。
今の若者も、一人で生きていく力が備わっていない。
学校教育でも、本当に身につけなければいけないことは、
自立である、にもかかわらず、親も教師も甘えさせている、と
おっしゃっていました。
軽々しく使う「自立」という言葉が、
このときほど、重い言葉に聞こえたことは
ありませんでした。
私も、まだまだ、いまだに、どこか甘えがあり、
もちろん自分で食べてはいるものの、
宮田さんの言う、真の「自立」、という精神レベルに
至っていないような気もしました。
その自立は、何が起ころうが、
乞食になろうが、何になろうが、
誰にも頼らず、一人で生きていく力。
その力こそ身につけることができれば、
将来に対する不安など払しょくされ、
精神状態をいつも平穏に保ちながら、
生きていくことができるのではないか、
と思いました。
またお会いしたい方です。
宮田塾というのも開いている、と聞きました。
どこでお会いできるか、また楽しみです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ミスター・エム
マーケティングコンサルティング