経営戦略でおすすめの本はありますか?
こんにちは。
ミスター・エム マーケティングプランナーです。
そもそも、このようなブログを書きたいな、と思っていたのは、
自分が読んだ本の感想を書き連ねていきたいと
おもっていたからで、これまで何回かブログを書いて
きましたが、やっと本について書くことができました。
私は、食べ物を食べて喜びを感じるように、
知識や情報、物語を文章として脳が食べることに喜びを感じます。
知識欲、好奇心といったものでしょうか。
活字が好きなんでしょうね。
特にインプットが好きです。
ただ、元上司に、アウトプットもそろそろしないと
だめだよ、と言われたことがあって、
なんらかのアウトプットをしたいと思って、
とりあえず、ブログをはじめた、というのも
一つの動機であります。
さて、本題に入りたいと思います。
タイトルにあるとおり、もし経営戦略というものに
興味があり、しかし、まだそれを読んでいない、
という方が、タイトルの質問をしてきたら、
私は迷わずに、次の3冊をお勧めします。
■「戦略プロフェッショナル」
■「経営パワーの危機」
■「V字回復の経営」
これら著書は、私の前職ミスミ時代の三枝社長が、
経営コンサルタントとして活躍していた時代に書いた本です。
物語の中に、経営戦略的な話がちりばめられていて、
私も経営戦略の本などビジネス書は、数百冊読んでますが、
経営戦略の本で、一番分かりやすく、おすすめです。
実は、最近、三枝氏による、新著が発売されました。
■「日本の経営」を創る
この本は、現在、東京理科大学教授で、元一橋大学教授の
伊丹敬之氏との共著であり、内容としては、
日本の経営戦略、経営の在り方というものを、
理論として、発信していきたい、といった内容でした。
三枝氏は、現場の経営者として、伊丹氏は、大学教授として、
とても論理的にものごとを整理していきたい、という姿勢があり、
読みがいのある本でした。
また、伊丹氏の著作は、私もミスミ時代に、一冊読んでいます。
■「よき経営者の姿」
この本も、とても素晴らしく、このころ、私もひとつのチームとして
リーダーをやらせていただいておりましたが、
非常にリーダーとして苦労したころでした。
そのころに出会った本で、
リーダーについて、経営者について、
必要なことを論理的に描いていた本です。
以下、この本についての一部感想を紹介します。
(会社に提出した読書感想文からの抜粋です)
…
第二章「仕事」のなかでリーダーの条件として
二つことを掲げられています。
「人格的魅力」と「ぶれない決断」です。
特に後者によって信頼感が生まれるには、
第一にそもそも決断してくれること、
第二にその決断自体の筋が通っており、
わかりやすく、正しい可能性が高いこと、
第三に状況の変化があっても決断を安易に変えないこと、
が必要であると書いています。
仕事とは、先の見えない、わからないことに対して
判断し、作り上げていくものだと思います。
その過程として「決断」があるわけですが、
しかしわからないことをわからないまま決断することは
程度があっても基本的にはできないわけです。
少なくともそこには論理がないと部下はついてきてくれません。
そこでもやはり考え抜く、という論理の積み重ねが、
「ぶれない決断」というものに
つながっていくのではないかと考えています。
…
最後に第三章「資質」では、松下幸之助の言葉が印象的です。
「事に当たってまず冷静に判断すること、それから情を添えることやな。」と。
人間とは感情で動く部分が多いと思いますが、
しかし、それが組織という形になったときには、
一人一人が感情の赴くまま行動していては、
組織として行動できません。
そこには、ある程度の合理的判断、
各人が納得できる判断というものが入らないと
動かないものと考えています。
そこで、やはり論理力が必要になってくるのではないか、と考えます。
…
この本のなかで、上記について語っていることは、経営者の論理力です。
もちろん気持ちも重要ですが、やはり人が組織として動く以上、
納得して動くには、論理性がないと人は動きません。
そのことを、伊丹氏の本や三枝氏の本を通じて知りました。
コンサルタントとして、仕事をいただく際に、
もちろん人間性が重要となりますが、
戦略を描く際には、お客様に対して、考えていることを
頭の中で理解してもらうことがとても重要だと考えています。
まだまだ論理力が足りない、もっともっと、よりよいアウトプットを
していきたい、と考えながら、働く毎日です。
お客様に少しでも貢献できれば幸いです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ミスター・エム
マーケティングプランナー